酸葉(スイバ)のジャムの作り方

洗った酸葉の写真 暮らし

はじめに

人類のみなさん、こんばんは。

むじゅんです。

前に、育てている畑に行った時のことをお話ししました。

その際、草抜きをしたのですが、とある植物に注目することになりました。

それは酸葉!

畑に生えている酸葉の写真

この赤い穂のようなものを空き地などで空き地などで見たことある方も多いはず。

一般的には雑草として扱われ、種が飛んでどんどん増えるため、畑の嫌われ者な植物です。

でも、わたしの祖母によると、この植物食べられるのだとか!

実際、スマホで検索をかけたところ、ジャムにして食べると美味しいとのこと。

興味をそそられたわたしは、この“雑草”をたくさん摘み取り、ジャムにするべく家に持ち帰ったのでした。

どーん!!!

ボウルに入った酸葉の写真

すごい量でしょ!!

ボウルの大小はあるものの、ボウル2つがいっぱいになるくらい持って帰ってきました。

明らかなる草な見た目に、今更ながら「本当に美味しく食べられて、ましてやジャムになるのか?」と不安になるわたし。

でも、持って帰ってきてしまったのですから、ここまできたら作らねば!

張り切って作っていきましょう!

レシピ

酸葉:ボール大、小1つ分ずつ山盛り

砂糖:250g

(あくまで目安です。酸葉の量や、お好みの甘さ次第で量は調整してください)

作り方

酸葉をよく洗う

酸葉、とにかくよくよくしっかりと洗ってください。

わたしは畑のそばの空き地(祖母の敷地)に生えている酸葉を使ったので、農薬の心配はなかったのですが、如何せん雑草です。

食べることを目的として育てられたものではないので、しっかりと十分すぎるくらい水洗いしましょう。

他の雑草、泥、虫など、異物をしっかりとチェックして取り除いてくださいね。

わたしはボウルに水を張って、何度も水を入れ替えて洗いました。

洗った酸葉の写真

茎と葉っぱを分ける

洗いおわったら、茎と葉っぱを分けていきましょう。

理由は、赤い茎と緑色の葉っぱの色が混ざらないようにするためと、硬い茎を取り除くためです。

赤色と緑色は捕色同士の関係ですから、混ざるとそれはもう汚い色になることが予想されました。

なので、しっかり緑色は緑色、赤色は赤色で分けることにしました。

それに、酸葉の茎は、ほうれん草などの野菜と違って茎の繊維が非常に硬く、ほとんど食べられる部分がないので、基本的には取り除いたほうがいいです。

ちなみに、今回は試しに茎でもジャムを作ってみましたが、全くおすすめできません。

かなり火は通したのですが、茎の繊維は柔らかくならず、食べやすくするために濾したら、

ほんのちょっぴりしか残りませんでした…。

なので、茎は使わないが吉です。

ひたすらに、切り刻むッ!!!

刻み終わった酸葉の写真

はい、もうこれに関しては特筆すべきことはありません。

ひたすら物量との闘い。

己の前にある酸葉を無心に刻むだけです。

わたしはこういう地道な作業好きなので楽しかったですが、意外と多くて骨が折れました。

刻んだ酸葉を洗っている写真

刻み終えたら、念には念を入れてもう一度洗っておきます。

ちなみに、今回は茎もジャムにしてみたので、茎の処理も載せておきます。

茎は、ある程度の大きさに刻んだら、外の硬い皮をピーラーで剥きました。

といっても、茎そのものが繊維の塊みたいなもので、あんまり意味なかったんですけどね…。

酸葉の茎をピーラーで剥いている写真

茎も、皮を剥き終えたら小さく刻んでもう一度洗っておきます。

刻んだ酸葉の茎を洗っている写真

酸葉を煮る

さあて、ここまできたらあとは煮るだけ!

折り返し地点ですね!

刻んだ酸葉を鍋に入れて、焦げを防ぐために軽く水を入れておきます。

でも、ここで少し不安が。

本当に美味しくなるのかな?

これで美味しくなかったら、労力とガス代無駄だ!

でも、やってみるんだ!

自分を奮い立てて、いざ、点火!

酸葉の葉を煮始めた写真

おー。

おー?

なんか、あんなに鮮やかだった緑色が、急速に色を失っていくぞ。

ボコボコとしてきた様子

あれ?これってどこかで見たことあるような色だな。

まるでドb…

失礼。

大変奥ゆかしい緑色になってまいりましたね。

煮立った酸葉の葉

え、これ本当に大丈夫?

なんか、湯気からどことなく雑草の香りもするんだけど。

砂糖を入れるタイミングの酸葉の葉

砂糖を入れて煮詰める

煮立ってきて、ついに砂糖を投下するタイミングがやってきた。

もう後戻りはできない。

いっけー!!!!!!!!

半ばヤケクソな気分で砂糖を加える。

少しずつ調整して、葉のジャムには砂糖を250g入れた。

それから煮詰めていくと、ジャムは怪しい光沢を帯びている。

味見だ。

舐めてみよう。

完成した酸葉ジャム

え!!!!!!!!

美味しいじゃん!!!

ちょっと干し草っぽい風味がないわけじゃないけど、甘酸っぱくてすごく美味しい。

前に、ジャム専門店で600〜700円くらいで買って食べたルバーブのジャムによく似ている!

これ、いけるぞ!!!

(追記:この後7月くらいに梅シロップに漬け終わった梅の実をジャムにしたのですが、どういうわけだか酸葉ジャムと梅ジャムはよく似た味がしました)

普通に美味しいし、何よりこれが原価0円の見向きもされない雑草(なんなら繁茂しまくって迷惑がられてる)なのだから、100点超えて500万点だろう。

酸葉の茎を煮始める時

ちなみに茎の方は、すごく綺麗な赤色に。

酸葉の茎が煮えた写真

同じように煮詰めて砂糖を加える。

砂糖を加えた酸葉の茎

繊維が凄すぎるので、ハンドブレンダーで粉砕してみる

(鍋によっては痛むので、鍋でハンドブレンザーを使うときは、必ずやっても痛まない鍋か確認してくださいね!テフロン加工の鍋とかでやるともれなく死亡しますので!)。

酸葉の茎をハンドブレンダーで潰している写真

え、少ない……。

しかもハンドブレンダーを持ってしても、この頑固な繊維はどうにもならず、裏漉ししました。

その結果、雀の涙ぐらいしか過食部分が残らなかったので、皆さんは茎のジャムは作らぬが吉ですよ。

(この結果を皆さんにお伝えできるだけでも意味はあったんだ!うん!そういうことで!)

瓶に詰めて封をする

出来上がったジャムを瓶詰めする

楽しい夜のジャム作りももう終わり。

煮沸消毒しておいた瓶にジャムを詰めて、楽しい気持ちもそっと閉じ込めてしまいましょう。

酸葉が食べられるのだと教えてくれたおばあちゃんと、いつもお世話になっている伯母さんにお裾分けしよう。

瓶詰めされた酸葉の葉のジャム

いやぁ、それにしても、とっても意外な発見だった。

そしてわたしは、外に出るたびに、道端に生えている酸葉が目につくようになってしまったのでした……。

酸葉ジャム!おすすめです!(ただし葉のみ)

酸葉ジャムをヨーグルトに乗せて

これは次の日ヨーグルトに入れて食べてみたの図。

お、結構おしゃれに見えるんじゃないの?

(ということにしておきましょう…。なんだか海苔の佃煮みたいだけれど)

(追記:冬になると、酸葉は葉が赤くなって、見た目も良いジャムになると知ったのですが、現在12月、寒くなってから酸葉を見かけた事がありません。皆さんの所には冬に酸葉が生えていますか?)

むじゅん

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