人の縁はどこで生まれるかわからない。
そして、びびっと来る「この人、合うかも」という直感は、かなり正確である。
そんな人と今日会う約束をして、時間を忘れてたくさんお話しをした。
お供は彼女が淹れてくれたホーリーバジルティーと甘酒とお漬物、そしてわたしが作った米粉のスコーン。
会うのは2回目で、ちゃんと話すのは初めて。
彼女が柔らかく話し出し、聞く時にもその優しさが溢れ出す様子が胸に残っている。
この方は音楽にずっと興味があったものの、ハードルが高くて手がなかなか出せなかったよう。
そこで、「一緒にやりましょう!」と、急遽わたしのキーボードを持ってきて、音楽で遊ぶことになった。
音楽って、もっと入り口も裾野も広くていいはずだ。
わたしは常々そう思っているのだけれど、それが伝わったようで、楽しんでくれてとてもうれしかった。
音楽の音の波に共鳴するように、波長が合って、柔らかく響きを増していくのがわかった。
ああ、わたし含め、狭い狭い学校生活の渦中で苦しんでいる(いた)人が、こんな出会いが外にあるかもしれないということや、辛い現状とは違うやり方があると信じられたら…
どれだけの夜や、命が救われたのだろう。
あっという間に外は暗くなり、名残惜しいながらその場を後にした。
今夜はよく眠れそうで、うれしい。
むじゅん
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