



「君の血とわたくしの涙、
混ざり合って、
結晶して、
春になると
真紅の花を咲かせるのです。
君をこの手で守れていたならと、
思わない日はありません。
けれど、
この花びらは、
ひと風吹けば
あっという間に
裂けて散ってゆくのです。
君もそうでしたね。
あまりにも儚くて、
でもどこまでも幼気で美しかった。
だからこそ
こんなにも胸が震えるのでしょうか。
この花は
石榴石の君の血と、
わたくしの真珠の涙が
混じり合ったもの。
花を咲かせては、
いたずらに
わたくしの手から
すり抜けていくのです。
ならばわたくしも、
想いを風に乗せましょう。
花びらが示す方へ、
あなたの血と抱き合って。」
「物語の化粧」は、
物語の気配をそっと
化粧に写し取ったシリーズです。


コメント
このシリーズ大好きです…!
ロマンチックで忘れてた少女時代を思いだせるような…!
いつのまにか少女の年齢ですらなくなり、少女だったこともなかったと思いだすことがあるんですよね。
何回もまじまじと眺めていたいです。
むかし、雑誌を眺めて少女のかおりを熱中して楽しんだあの頃を思い出しました。
えびめさんへ
コメントありがとうございます!!!
えびめさんのサイトでお返事いただけたのも本当にうれしかったです🌹✨
こうして個人サイトでゆるやかだけれどあたたかいやりとりができて本当に幸せというか、うれしいなって思います☺️
このシリーズを大好きって言ってくださって本当にうれしいです!!!
わたしの中の溢れ出して抑えきれない少女性への信仰と憧憬、決意が込められた作品になりました🥀
わたしはね、えびめさんに、わたしの愛する少女の精神を感じ取るのです。
体は、特に女性は、大きく変化していくものだと思います。
けれど、時に、少女性を宿し続けた、孤高の魂をもつ人を見つけることがあるのです。
わたしが敬愛している女性たち。
わたしにとって、えびめさんもその一人なのです。
きらっと光る鉱石、掌の中でなお匂い立つ薔薇の花びら、いつかどこかでなにかとなにかを結びつけていたアンティークのリボン。
人によって、大切にしているものは違うけれど、自分の世界を守り続けてきた少女たち。
「物語の化粧」シリーズもですが、わたしは、わたしがありたい少女の姿を、今になってようやく自分の手の中に取り戻そうとしているのかもしれません。
バタバタしていてしばらく「物語の化粧」を更新できていませんが、物語がもう手元にたくさん来てくれているので、大切に表現していきますね!
創作していく最高のモチベーションをいただけました!ありがとうございます!
またそちらのサイトにもぜひ遊びにいかせてください💎