今日は母が思い立ち、一緒に祖母のお家に行ってきた。
今日は風が冷たかったりはするものの、日差しがさんさんと温かい。
お庭はきらきらと光っていて、梅の古木はもうすぐ花を咲かせようと蕾をつけている。
午後のお庭を楽しんで、お家の中に入ろうとすると…
ちょうどお散歩から伯母とわんちゃんが帰ってきて、わんちゃんが一目散にわたしに駆け寄ってきてくれた。
おーしおしおし!と、わんちゃんをもふりまくる。
うふふ。最高。
伯母はもう一匹のわんちゃんのお散歩でまた出てくるというので、わたしはお家に入ってわんちゃんとお留守番をした。
なーでなでなで。
しばらくすると、わんちゃんはわたしの腕にすっぽり収まって眠ってしまった。
すぴー、すぴー。
途中来客があり、その時一回わんちゃんが起きたんだけど、落ち着くと、今度はわたしの伸ばした脚にぴったり沿って寝始めた。
うふふー。かわいすぎるー。
あったかいなぁ。
幸せを噛み締める。
伯母が帰ってきたので、わんちゃんを託して、わたしと母と祖母は近くの公園へ散歩に出かける。
日差しは温かいけれど、風はひんやりと冷たい。
おばあちゃんは、もこもこの上着を着て、防寒対策ばっちりだ。
普段芝生の上を歩くことがないので、靴裏に伝わる久しぶりの芝生の感触が楽しいなと思う。
ふわっふわっと。
談笑しながら歩く。
散歩から家に帰る途中、なんと偶然、わたしも良く知っている母の友人たちに出会った。
その人と話すのは何年振りかというくらい久しぶりで、わたしのものすごく辛い時期も知っている人だから、うれしさが溢れた。
その人は、車から降りると、わたしのことを「会いたかった!」と抱きしめてくれた。
「わたしも!」と、強く抱きしめ返した。
辛いことはたくさんあるけれど、大切な存在がたくさんあるなぁと、思う。
本当に、本当に、大切な。
むじゅん
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