【2024年01月10日】真夜中をペンで乗りこなす

むじゅんについて

わたしは、暇さえあれば、お気に入りの文章や勉強したいことについて、書写をしている。

それはわたしにとって、瞑想のような効果があって、特に寂しい夜なんかは心をそっと宥めてくれる御守りみたいな習慣である。

今日は、大好きな雑誌『真夜中』のNo.2から、最果タヒさんの詩を書写していた。

ノートはMIDORIのMD Notebook A5 横罫。

筆記具はPAILOTの万年筆LIGHTIVE。インクは付属カートリッジの黒。

最果タヒさんの詩は、今まであまり読んだことがなかったのだけれど、この書写をきっかけに読んでみると、すごく心地がよかった。

夢から覚醒した直後、理性に到達する直前に頭に浮かぶイメージとか、日々の生活の中で、一瞬頭に浮かんでは消える言葉を、蜘蛛の糸のような網で掬い取って、その糸に留まるきらきらの朝露のように集めた感じ。

だから、ハッとするのに、どこか覚えがある。

そんな感覚になる。

書写をしていたら、あっという間に夜が更けていくから、今日もきっと、寝ないといけない時間まですぐだろう。

最近、ちょっと不眠症と過眠に片足突っ込みかけている状態なので(経験者ならわかると思うが、この二つは相反しているようで両立してしまうものなのである)、寝ないといけないのが憂鬱なのだが、大好きな文章に救われながら、今夜も乗り越えたいと思う。

むじゅん

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