岩国ロックカントリー「ENDLESS SOUNDS」ありがとうございました!
この日のために、産み落とされた新曲「水蜜糖」。
お友達であり、素敵なお姉さんであり、ロッカンの女神、まどかさんに捧げるために作られた一曲でした。
山を愛するまどかさんは、ご本人もまるで山の裾野のように懐が広い方。
そのイメージと、以前家族で訪れた四国の剣山の、霧深い翠の色。柔らかく美しい景色(このお山は女神さまだと思った。そして、山に仙女さまたちが暮らしている光景が浮かんだ)。
昔何かの物語で読んだ、水晶は薄荷の味がするという表現(なんの本だったか全く思い出せない)。
鉱物のようなお菓子、琥珀糖。
まどかさんと行ったミネラルマルシェでお迎えしたわたしの愛しい煙水晶。
月光の鱗粉を纏うかのような大水青。
などなどなど、様々なイメージが複雑に絡み合って、響き合って生まれた曲でした。
母なる山の女神さまから生まれた水晶の身体の仙女たちが、こんこんと湧き出す清水や、山に豊富に生える薬草を摘んでは暮らし、数百年に一度生まれ落ちる姉妹のために準備をしている。
満月の夜に生まれ落ちた新しい仙女は、翡翠の衣の母神に導かれ、夜明けと共に羽化して目と翅を開く…
そんな曲です。
わたくしむじゅんは、活動を始めてから、「蕾」や「蛹」などと表現していただいたり、自分でもそういうイメージで自分のことを感じたりしていました。
可能性はあるけれど、まだ完全には目覚めていない。
変化の途中。
本当にそうで、苦しい状況の中、なんとか目覚めの方向へと、ひたすらもがいていました。
昨年や一昨年の年末の投稿に書いているけれど、ひたすら種まきをしていました。
そうすると、少しずつ、少しずつですが、半年前くらいから道が見え始めました。
確実に目覚めへと変化していくのを感じたのです。
その過程も少しずつなものだから、不安になることも、調子が落ちてしまうこともたくさんありました。
でも、大丈夫、大丈夫なはずだと、信じてなんとか生きてきました。
蛹も、幼虫から蝶になるまでの過程で、一旦中身がどろどろに溶けなければならないのです。
そして、ようやくここ半月くらいで、なんだか吹っ切れたような心地になりました。
まるで、羽化の時を迎えたかのように。
だから、「水蜜糖」は、わたしの羽化の曲でもあります。
これから、目と翅を開いて、ようやく進むことができます。
いろんなものを見て、感じるでしょう。
たくさん準備して、種まきをして、足掻いてきたからこそ、羽をもって羽ばたくことができます。
これからがとても楽しみです。
今回のライブも、母やお友達が見にきてくれて、本当に本当にうれしかった。
大切なみなさんに支えられています。
関わった全ての方に、お礼申し上げます。
本年も大変お世話になりました。
来年からのむじゅんも、どうぞよろしくお願い致します!
【セットリスト】
乗れなかった船
幽霊さん
その時、その空間、居合わせた人々の空気を織り交ぜた即興の曲
水蜜糖
(本番録画したんですが、トラブルで全然うまく撮れていなかったので、もしわたしのステージを録画してくださった方がいらっしゃったら、ギガファイル便などで送ってくださるとめちゃくちゃうれしいです!ご協力いただける方がいらっしゃったらよろしくお願いします🙇♀️)
むじゅん
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