【2024年07月06日】願い事は星の砂糖菓子

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今年も夜に繰り出して、七夕の短冊を書きに行った。

昨年も、一昨年も、同じ、七夕の前日に母と書いた。


今年の願いは「思うままに進めますように」。

昨年までの同日同時刻より、今のわたしはかなり調子が良くなった。

昨年は、それはもう酷い持病の下痢に悩まされて一日中寝込んでいて、その合間を縫って短冊を書きに向かったのをはっきりと覚えている。

ベッドから見上げる空の色も、雨の後で少し増水した川の音も。

その時願った「安寧の地を求めて」はまだ叶ったとは言えないかもしれないけれど、それでもわたしは少しずつ変わってきて、自らここを安寧の地にできるかもしれないという希望を抱き始めている。


今年の七夕はせっかく雨じゃなかったのに、街の明かりで残念ながらいつも通り星空は見えない。

星の配置を教えてくれるアプリでかろうじて天の川の位置を知る。

星空が見えないのはとても悲しいけれど、短冊に書かれた願いはどれもとても純で、かわいらしかった。


「足のイボが治りますように」

「指をしゃぶってしまうのがやめられますように」

「世界平和を祈ります」

「Health and Love,baby boy」


みんなみんな、叶ってくれたらいい。

きらきら光る星は、一つ一つはとても小さくても、綺麗で甘い。


むじゅん

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