2023年08月27日(日)
東京でライブするなんて、思いもよらないことでしたが、2023年8月27日、下北沢で確かに演じてまいりました。
少しレトロな雰囲気漂う下北沢のライブハウスLaguna。
電球色がメインの素敵な会場でした。
リハーサルを終えて、みんなで写真をパシャリ。
写真から伝わってくるんじゃないかと思うけれど、すごく和やかでいい雰囲気でした。
共演者の皆さんとも楽しくおしゃべり。
そして、皆さんそれぞれに素敵な表現を持っていらっしゃって。
刺激的な一夜だった。
リハーサル
わたしが所属するブロブフィッシュのライブは時間との戦い。
機材や確かめることがとても多いので、いつも会場の皆様にご迷惑をおかけしながら、でもなるべく早く確実にリハーサルを行います。
正直、個人的には本番の日程の中で一番緊張する瞬間なんです。
リハーサルこそ手を抜かずに行います。
今回、会場にカメラマンさんがいらっしゃたのですが、なんとリハーサル中も撮影してくださっていたので、そのお写真を載せさせていただきます。
本番
「偽火」
サウンドとポエトリーリーディングで織りなす、現実と繋がった架空の世界。
今回は、今までのブロブフィッシュと異なる制作手法を取り、コンセプトを掲げての作品だったので、世界観をライブで構築するにおいて、この作品は非常に重要な役目を持っていました。
↑会場で配布したビラ(むじゅん作)
「感情至上主義」
今回のライブにおいて、ブロブフィッシュは悪の組織を演じました。
その悪の組織のスレたような、乾いたような、ダークな雰囲気を体現した曲。
乾いているのにその中にはメッセージ性を内包している、そんな曲になっています。
「囮」
今回の物語は、わたし以外の2人が用意したものでした。
誹謗中傷が飛び交う現代。
誰も“人間”が傷つかないように、仮想敵のAIを用意して、そこに攻撃の矛先を移せばいいと考えた、悪の組織の物語。
わたしは、その話を聞いて、どうしてか心を寄せたのは、悪の組織側ではなく、仮想敵の方でした。
人格がないから攻撃の矛先にされても大丈夫のはずなのに、人格を想定せずにはいられなかったのです。
囮。
人間たちからの醜い言葉の矢を一身に引き受ける…。
どうして生まれてきたのか、問うことすら許されない。
問うてしまったら、心が壊れてしまうから。
そんな仮想敵のお話を、個人的に終末の世界を感じさせる現実とリンクさせて描きました。
組織からしたらアンチテーゼな歌ですから、ドキドキでしたが、結果的に物語の視点が複雑になったと思います。
珍しく、叫んでいる、そんな曲です。
本当にありがとうございました。
ライブに呼んでくださったTalents Discoveryさん、会場のLagunaさん、観てくださった皆さん、そして関わってくださった全ての方々へ感謝を。
またどこかでお会いしましょう。
むじゅん
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