今日は、お味噌作り教室に参加し、念願叶って自分の手を使ってお味噌を作ることができた。
といっても、今回は材料の下処理も含めて用意をしてくださっている状態。
お味噌作りを教えてくださる先生と、大豆と糀を作ってくださった先生がいらして、それってすごくいいなと思った。
この方が作った子たちを、お味噌にさせてもらってるんだなとわかるのがうれしかったし、大豆と糀を作ってくださった方の喜びも伝わってきた。
わたしたちがしたのは、簡単に言ってしまえば混ぜるところなんだけど、混ぜると一言にいってもすごく豊かな体験だったと思う。
糀と塩をまずは混ぜるのだけれど、簡単に混ざればいいのではない。
お互いがちゃんと馴染むように、しっかりしっかり揉み込むように、混ぜてあげる。
確かこの工程を“塩きり”といったと思う。
これをしっかりしないと、かびの原因になっちゃうんだって。
わたしは、お塩に、「お味噌を守ってあげてね」と思いながら作った。
素材同士が仲良く調和しないと、バランスが崩れて失敗してしまうんだな。
そして、立派に膨らんだ大豆を手で潰して、さっきのおふたりさんに混ぜ込んであげる。
すると、最初の頃はつーんとアルコール感のある香りがしていたのに、段々チーズみたいな香りがしてきた。
おもしろい。
こういうお味噌作りのようなことは、感覚で覚えていくことがきっと大事で、どんな風に混ぜるのか、どんな柔らかさにしたらいいのか、自分の五感で感じながら覚えていく。
みんなで和気あいあいしながらお味噌を手でこねている時間は、とても平和で幸せなものだった。
完成したので、ジッパー袋に詰め込んでいく。
空気が入らないように慎重に。
今日作ったのは「十五夜味噌」。
塩分が少ないので、保存は長くできないけれど、その代わり15日ほど熟成させれば食べることができるらしい。
楽しみ。
おいしく育つといいな。
素敵な人たちとの出会いも含めて、とてもよい体験でした。
ありがとうございました。
むじゅん
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